赤ちゃんの病気に関する知識、対処法を紹介します

鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)

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鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)はこんな病気

腸などが鼠径部にはみ出してしまう病気です。

本来なら腹腔にある内臓の一部が腹腔以外のところにはみだしてしまっている病気がヘルニアです。鼠径ヘルニアは股の付け根の鼠径部に腸などがはみ出る病気です。ママのおなかの中にいるときは、男の子の睾丸は腹腔内にあり、生まれる少し前に腹膜を引っ張るようにして腹壁内にトンネルを開け、陰嚢内に降り、腹膜のトンネルは自然と閉じますが、それが完全に閉じない場合は、泣いたりして腹圧がかかると腸が鼠径部にはみ出してきます。腸が陰嚢の中に入ると陰嚢まで腫れることもあります。
女の子の場合は、鼠径部に卵巣が飛び出してくることがあります。100人に2人と比較的多くみられる病気で、男子と女子の比較は2対1ぐらいです。

鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)の症状
もものつけ根がふくらんだり、ひっこんだりします。

泣いたりいきんだりしたときに、太ももの付け根に親指大~ピンポン球ぐらいのふくらみが見られます。ふくらみを指で押すと、腸が飛び出している場合はグニュグニュした感じがし、卵巣が飛び出している場合はかたくて丸いものを感じます。ふくらみは指で押すと引っ込み、痛みはありません。
ふくらみが暗赤色になったり、痛がって大泣きしたり、押してももとに戻らないときは、飛び出した腸または卵巣が根元で締めつけられる嵌頓(かんとん)ヘルニアの疑いがあります。そのままだと壊死してしまうので、大至急病院へ行ってください。

鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)の治療方法

何度もはみ出すようであれば手術をします。

鼠径部のふくらみに気がついたらすぐに病院に行きましょう。腸を元の位置に手で押し戻してもらいます。症状が出るたびに処置していけば、生後4ヶ月くらいまでなら約30%は自然に治ります。生後4ヶ月を過ぎても治らない場合や何度も繰り返すときは手術を行います。